第6回 院長コラム 自宅でも「痛み」は和らげられます
「痛みが強くなったら、自宅では過ごせないのではないでしょうか?」
がん患者さんやご家族の不安のひとつです。
在宅医療でも、状態に応じてさまざまな方法で痛みを和らげる治療を行います。
飲み薬だけでなく、貼付薬や坐薬、注射など、その方の状態に合わせた方法を選択します。
大事なのは、痛みを我慢しすぎないことです。
「まだ我慢できるから」
「強い薬を使うのが怖い」
と思う方もいます。
しかし、痛みが強くなると眠れなくなり、食欲が低下し、身体を動かすことも難しくなります。痛みを適切に和らげることは、日常生活を保つためにも重要です。
また、つらさは痛みだけではありません。
がんの終末期には、息苦しさ、吐き気、不安、不眠など、さまざまな症状が出ることがあります。
私たちは患者さんの訴えをよく聞き、「何が一番つらいのか」を考えながら治療していきます。
緩和ケアとは、患者さんが感じている、痛みやつらさをできるだけ少なくし、その方らしい時間を守るための医療です。
自宅でも、できることはたくさんあります。
院長 片桐 敏雄