第3回 院長コラム 訪問診療はいつから始める?
訪問診療は、いつから始めればいいのでしょうか??
「まだ何とか病院に通えているので、訪問診療は早いでしょうか?」
訪問診療というと、「寝たきりになってから」「人生の最期が近くなってから」と思われる方もいらっしゃいます。
しかし、必ずしもそうではありません。
足腰が弱って通院が大変になってきた、認知症が進んできた、がん治療を続けながら自宅で過ごしたい、退院後の生活が心配など。
こうした段階から訪問診療について相談していただいたほうが良いと思います。
むしろ、からだの状態が悪くなってから慌てて医療体制を整えるより、体調が比較的安定している時期からかかりつけ医を決めておくことで、ご本人やご家族の安心につながります。
訪問診療では、定期的にご自宅を訪問して診察し、体の状態、病状の変化を確認します。そして必要に応じて、訪問看護師、ケアマネジャー、薬剤師などと連携して療養生活を支えます。
また、「訪問診療を始めたら、もう病院には行けない」と思っていませんか?
必要な検査や治療があれば、病院に通うこと、連携することも大切です。
訪問診療を始めるか迷った段階で、一度ご相談いただく。
それくらいの気持ちでよいと思います。
院長 片桐 敏雄