お問い合わせ

News

新着情報

TOP › ニュース › 第1回 院長コラム 外科医だった私が在宅医療を始めた理由

第1回 院長コラム 外科医だった私が在宅医療を始めた理由

私はこれまで約30年間、消化器外科医として多くの患者さんの診療に携わってきました。手術によって病気を治し、元気になって退院される姿を見ることは、外科医として大きな喜びでした。

一方で、医療には「治すこと」だけでは解決できない側面があります。病気が進行したとき、高齢になって通院が難しくなったとき、そして人生の最終段階を迎えたときです。

訪問診療に携わるようになり、私は病院とは違う患者さんの姿を見るようになりました。

ご自宅には、その方が長年過ごしてきた生活があります。いつもの椅子、家族との時間、好きな食べもの、窓から見える景色。病院では「患者さん」だった方が、ご自宅では一人のひと、として過ごされています。

そこで気づいたのは、医師の仕事は病気を治すことだけではない、ということでした。

治すことが難しくなっても、痛みや苦しさを和らげることはできます。そして、その方が大切にしている生活を守るためにできることがあります。

「できるだけ家で過ごしたい」

そんな患者さんの想いに寄り添い、医学的な判断と生活の両方を支える。

これが、私が在宅医療を続けていきたいと思った理由です。

いたばし在宅クリニックでは、「治す医療」で培った経験を大切にしながら、「支える医療」を板橋区を中心とした周辺の地域の皆さまに届けていきたいと思っています。

院長 片桐 敏雄

お問い合わせ
お問い合わせ 電話問い合わせ