第7回 院長コラム 夜中に具合が悪くなったら?
在宅療養を始めるとき、ご家族が最も心配されることの1つが、
「夜中に具合が悪くなったらどうしたらいいのでしょうか?」
ということです。
発熱した、息苦しそう、痛みが強くなった、転倒した。
ご自宅では、病院と違ってすぐ近くに医師や看護師がいるわけではありません。そのため、いざというときの対応をあらかじめ考えておくことも大切です。
私たちは普段の診療から患者さんの病状を把握し、「今後どのような変化が起こりそうか」を予測するようにしています。
そして、症状が出たときにどう対応するのか、ご本人やご家族、医師や訪問看護師などと共有しておくことが重要です。
前提として、患者さんの病気の状況や方針にもよって変わってきますが、訪問が必要であったり、ご自宅で経過を見ることができる場合が多いです。その一方で、すぐに病院へ行った方がよい場合もあります。
その判断をご家族だけに背負わせないことが、在宅医療では大切だと考えています。
「こんなことで連絡していいのかな」と迷われることもあると思います。
しかし、ご家族が「いつもと違う」と感じることは、とても大切な情報です。
不安なときには一人で抱え込まず、まず相談する。
安心して自宅で療養を続けるために、医療者とのつながりを上手に利用していただきたいと思います。
院長 片桐 敏雄